2017年06月24日

いのち

いのち
 不治の病と闘いながら、最後まで笑顔のブログを
 更新し続けた小林麻央さんが旅立った訃報は
 多くの方に衝撃を与えました。

 「こころ」と言うタイトルのブログで、私も、生きる事
 の意味を教えられたような気がします。

 最後の最後まで、奇跡を信じ強く強く生き抜いた
 姿に多くの方が励まされた数だけ、無念がつのり
 ます。

 私の友達も、数年前、骨髄の癌で亡くなりました。
 発病し、入退院を繰り返しながら、抗癌剤の副作用に苦しみ、闘う友を
 私は、幾度となく見舞い、眠れない夜はメールで会話をし、深夜、時間をとわず
 寄り添った気分でいました。
 でも、
 最後は、私にも、他の友達にも何も言わずに逝ってしまいました。

 初盆にご仏前におまいりし、旦那様との話の中で、彼女が毎日、日記を書いていたと聞き
 ました。
 その日記の中に記されていたのは、

 自分が一番、嫌なのは、友達がお見舞いに来てくれる事。
 病気が治らないのを知ってるくせに、元気になったら、、、とか、大丈夫!とか言う。
 どうせ、病室を出たら、笑ってランチしたり、お茶するくせに..... という言葉。

 その時、私は、はじめて気づきました・・・・・友達が友達を傷つけていたんだと。
 彼女は、ホントはソッとしておいて欲しかったんだ・・・と。

 それ以来、私は、人の不幸について、容易い言葉がけはできない、
 癌という病気においては、「告知された身にならないとわからない」深淵があると
 知りました。
 心理学、カウンセラーの勉強を始めたのは、それがきっかけでもあります。

 麻央さんと私の友達、それぞれに生き方は違ったかもしれないけれど、
 私の友達も、強く、強く癌に立ち向かっていました。
 どちらも、もっと、もっと生きたかった!!!と言う気持ちに変わりないはずです。

 あたらめて、命の大切さを噛みしめながら、亡き友を偲ぶ週末です。

いのち





Posted by asuka at 17:28│Comments(0)
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